自転車でも音楽が聞きたいtanukij(@setningc)です。
というわけで、イヤカフの名前の通り耳たぶに挟む、耳をふさがない変わったイヤホンをレビューします。
自転車でイヤホンは道交法違反なのか
イヤホンをしながら自転車に乗るのは道交法違反という話をよく聞きますが正確ではありません。
各自治体に寄って取締の基準が異なります。
私の住んでいる山梨県の例では
第十条 法第七十一条第六号の規定により、車両等の運転者が守らなければならない事項は、次の各号に掲げるとおりとする。
六 高音でカーラジオ、ステレオ等を聞き、又はイヤホーン等を使用してそれらを聞くなど、安全運転に必要な外部の音声が聞こえない状態で車両を運転しないこと。
となっていました。
これだけ見るとやはりイヤホンは禁止のように思えます。
外部の音が聞こえれば良い
しかし条例をよく見てみると
六 高音でカーラジオ、ステレオ等を聞き、又はイヤホーン等を使用してそれらを聞くなど、安全運転に必要な外部の音声が聞こえない状態で車両を運転しないこと。
となっています。
つまり外の音が聞こえれば良いと。
骨伝導イヤホンにしない理由
というわけでイヤホンが明確に禁止されているわけではないことがわかりました。
そして、自転車で音楽をと言われると真っ先に出てくるのが骨伝導イヤホン。
骨を振動させることによって、直接蝸牛神経に音を届けます。
これはこれで風切り音に影響されずに音楽が聞けたり、大音量にする必要がなくなるので耳に負担がかからないなど色々メリットが有ったりします。
ただ、値段が高かったりドライバ部自体が大きく、アイウェアと干渉してしまったりという問題も。
というわけで「ambie wireless earcuffs」を購入
色々鑑みた結果、骨伝導イヤホンのデメリットを解決できる「ambie wireless earcuffs」を購入することに。
Bluetoothなのでケーブルの煩わしさがなく、パッと見で耳が塞がれていないとわかり、ドライバも小型で、それでいて安い。メリットばかりに思えます。
開封する
最近流行りの白地のシンプルなパッケージ。
ケースを開けるとすぐに本体が見えるのも今流行のスタイルですね。
付属品
中身を全部出しました。
本体と充電ケーブル、そして申し訳程度の説明書と必要最低限は揃っている感じ。
欲を言えばもう少し長いケーブルが良かったかも。
変わった形のイヤーピース
「ambie earcuffs」の最大の特徴であるイヤーピース。
通常のイヤホンと違い、耳たぶに挟むようにして固定します。
慣れないうちはつけるのに苦戦するかも。
一度つけてしまえばしっかりと固定されるので多少の運動にも問題なさそうです。
初代では先端のパーツが取れやすかったらしいですが、こいつはびくともしませんでした。
と思っていましたが1年も使っているうちに結局取れやすくなってしまいました。
取り回しとか
ネックバンドは柔らかいシリコン製。
程よいホールド感で締めつけ感とかはありません。
ただ、左側についてるこのタグ。
チラチラ視界に入ってきたり、顔にあたったりと煩わしかったので切り落としてしまいました。
使用感とか
使用して1年以上立ったのでリライト。
装着が慣れない
耳たぶに挟むという独特な固定方法なので最初のうちは装着に手間取りましたが2日で慣れました。
イヤーピースが外れる
有線タイプでも有ったこの不具合。
無線化して多少は良くなったそうですが結局1年以上使っていると外れやすくなってしまいます。
私はこれまで2回もイヤーピースを紛失してしまいました。
専用品なので入手性に難ありですが、ちゃんと公式で取り寄せられます。
こんな感じで届く。
これで620円と若干高め。
予備1セットつけてくれても良いのでは…と思いました。
音質は推して知るべし
形状からも分かる通りそこまで音質はよろしくない。
カナル式みたいに密閉性がないので低音はかなり弱い。
まあながら聴きするには十分。
音量調節が難しい
音の出る穴をしっかりと耳の穴に向けていれば十分聞こえます。
ただ自転車で走りながらとかだと風切り音で聞こえづらくなるのはしょうがないかな。
音量を上げれば解決するんだけどそうすると停車中にうるさくて死にかけるし。
あと人混みだったり電車の中だったり。
雑音に負けないぐらい音量を上げると当たり前だけど周りに音漏れしやすい。
これも全く聞けなくなるほど酷いわけでもなければ、音漏れも思っていたよりはしないけれども。
まとめ
買いかと聞かれればもちろん買い。
自転車で音楽が聞きたければこれ一択と言っても過言ではないと思う。
まあ他のイヤホンを使ったことがあるわけじゃないので明言はできないが。
日常生活でも買い物しててレジでイヤホンはずさなくても店員さんの声聞こえるし(マナー的にはアレだけど)。
トレーニングとか単調な道ばかり走るときに音楽でモチベーションを挙げられるようになるのは強い。